柳泉園組合管理者様 水銀汚染事故問題についての質問&要望書

柳泉園組合管理者様
水銀汚染事故問題についての質問&要望書
           
9月1日に貴柳泉園組合において、水銀の汚染事故が発生しました。清掃工場の煙突から放出された水銀量は、水銀測定器でヨーロッパにおける規制基準(0.05mg/Nm3/h)の約3倍である0.14mg/Nm3/hでした。
この事故が起き、水銀検出器で異常値が検出されたのちも、すぐ焼却炉は止められることなく、7時間近くもそのまま稼働し、しかも影響を受ける周辺自治会への報告は、翌日になり、東村山市には報告すら行われませんでした。
水銀汚染は、水俣で問題となった有機水銀だけでなく、無機水銀の有害性も確認されています。実際にどれだけの水銀が排出されたかを、水銀検出値と稼働時間、そして焼却炉で発生する排ガス流量から計算すると、驚くほど大量の水銀が煙突から放出されていたことが分かり、柳泉園組合の言うように、事業系の廃棄物業者が間違って混入したといった事態でないことが分かります。
そこで以下の質問と要望を提出いたします。
               
1) なぜ今回のような水銀汚染事故が起きたのか、専門家を含み、再調査、点検をお願いいたします。
①  事業系のごみの中に、たまたま水銀血圧計などの水銀を大量に使ったものが混入したとする想定の10倍以上の水銀が捨てられています。
②  これまでの事例では、多摩川衛生組合で、水銀などの有害危険物を焼却した事例がありますが、そうしたことは調査検証したのですか?-市民や住民側の代表を交えた第三者による調査委員会が必要と考えますがいかがですか?
③ 放出された水銀量は、別途調査報告書で分かるように科学的な推定値が出ます。それに基づき調査する必要はないでしょうか?
④ 事業系ごみの受けいれは、可燃ごみだけと聞いています。なぜ今回のような混入事故が起きたのでしょうか。
⑤ また1号炉だけに水銀汚染がなぜ検出されたのでしょうか?

2) 周辺住民への連絡や影響を受ける東村山市への連絡がなぜ遅れたか?釈明を求めます。
―外出時のマスクを付けたり、家の外に出ないという対応対処が必要ではなかったでしょうかー

3) 水銀汚染事故への自主規制値の設定。
水銀計を設置する意味は、何らかの原因によって水銀含有廃棄物が焼却炉に投入されたり、バグフィルター等による除去機能に不具合を起こし水銀が大気中に放出されることを、チェックし、煙突からの放出を防止することにあります。今回のような放出事故があった時には、すぐ焼却炉を停止する自主規制値の設定を求めます。

4) 柳泉園組合は、今回の事故による水銀汚染事故の影響実態を調査するために周辺土壌の調査を行うようお願いいたします。

5) 東京三多摩地区では、ほとんどの自治体が水銀検出計を設置していないと聞いています。しかし今回の水銀事故は、ほかの自治体でも起きている恐れがあります。素早く対応できるように水銀検出計の設置を、他の自治体にも呼びかけていただきたいと思います。

6) 今回の事故では、周辺住民や市民への影響を第1に考えた対処策が行われていませんでした。翻って、焼却炉の稼働によって、重金属とともに、排出される有害物としては、ダイオキシン類もあります。このダイオキシンの測定は、現状は、年間1~2回しか行われていません。年間通じて、連続(連続採取)測定できる機器を導入し環境への影響に心掛けていただきたいと思います。   

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック